エリオット波動では、波のパターンを推進波と修正波の2つに大別します。 推進波(motive waves)とは規模が1つ大きい波と同じ方向に進む波のことで、修正波(corrective waves)とは規模が1つ大きい波の方向とは逆向きの反動的な波(戻しと押し目)のことです。
前ページで「上昇波」と呼んでいたのが推進波、「下落波」と呼んでいたのが修正波に当たります。 上げ相場においては上昇波=推進波で、下落波=修正波ですが、下げ相場ではこれが逆になり、下落波=推進波で、上昇波=修正波となります。
したがって前ページの説明は、上げ相場のときにしか通用しない説明ということになります。
したがって前ページの説明は、上げ相場のときにしか通用しない説明ということになります。
上記の説明の「規模が1つ大きい波」とは上図のT〜Xの波のことです。 この図においてT〜Xが全体として進む方向は上ですから、それと同じように上方に進んでいる@とBとDが推進波で、AとCが修正波だということになります。
エリオット波動では基本的に、推進波は@〜Dの5波で、そして修正波は A〜Cの3波で進みますから、@BDは常に推進波になります。 AとCは常に修正波。
推進波と修正波には、それぞれ次のような種類かあります。